監査基準の定義
監査人に必要な人的水準と監査業務に必要な質的水準
監査人の行為規範
監査基準の設定前文
実践可能性:帰納要約した原則
公正妥当性:一般に公正妥当と認められたところ
規範性:常にこれを遵守しなければならない
【監査基準を設定する必要性】
・期待ギャップを解消する必要
・監査基準の枠組みを定める必要
①一般基準の必要性
・高度な専門能力や独立性を持った監査人が正当な注意を払う
・監査の主体条件を明確にする
②実施基準の必要性
・個々の監査人の能力・経験には差異がある
・監査人と個人的信頼関係を持たない利害関係者からの信頼を確保するためには、監査人の判断を規制する
・過重な責任を追及されないために、監査人の責任範囲を明確にする
③報告基準の必要性
・利害関係者の理解可能性を高めるとともに、監査人自身の利益を保護する
・監査人が曖昧な記載により自らの責任を不当に回避することを防ぐ
・監査報告書の様式や記載事項を明確にする
(監査の社会的信頼性を確保するために、監査基準の設定が必要)
【監査基準が設定される効果】
被監査会社:監査の受入協力体制を確保
利害関係者:期待ギャップの解消
財務諸表監査制度:証明水準を制度的に担保
監査人:自らが求められている水準の把握
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