・審査でいい結果が出ないけど、どうすればいいの?
弓道では、級位と段位があります。
これは全日本弓道連盟が認定するものです。
級位は五級から一級まで、段位は初段から十段までがあります。
内容は実技試験と学科試験です。
下記は実技試験のコツになります。
身だしなみを意識する
まずは下記をチェックしてみて下さい。
・道着のサイズが合っているか
・道着は格好良く着こなせているか
・足袋は汚くないか
上段者には「カッコ良くいてほしい!」と審査する人は思っています。それは審査をする人は弓道の発展を考えているからです。ダサい人に級や段を与えて、「弓道自体がダイい!」となるのが嫌なのです。
強豪校は、みんな道着をカッコ良く着ています。審査や試合は弓を引く前から始まっているのです。私も道着が開けている部員には着付けをしてきました。道着をきっちり着て2列もしくは1列に並んで、しゃべらずに歩いていると、それだけで強そうに見えます。審査をする人はそういったとこから見ていると思った方がよいでしょう。
そのイメージが審査結果にも左右してきます。
体配を意識する
まずは自信を持って堂々とすることです。そして審査前は時間のゆるすかぎり何回も練習しましょう。先輩と後輩が2人1組になって、一つひとつ細かいところまで先輩に直してもらうのが良いと思います。
ダメな人は礼や執弓(とりゆみ)の姿勢で入ってくるところから、ダメです。立った姿勢、弓を持っての歩き方、ゆうの確度などです。猫背になってきたり、目がキョロキョロしていたり、弓を上げる位置が低かったり高かったりです。
演武における動作については、大前の速さに合わせるように意識して下さい。自分が大前の場合は緊張で早くなる時があるので、メリハリをつけて、ゆっくり動作をすることを心掛けましょう。
弓を一定に引く
的中よりも2本同じところに飛ぶことが重要です。そのためには弓を一定に引きましょう。一定に引くコツは関連記事の弓道で的中率を上げる3つのコツを参考にして下さい。
関連記事:弓道で的中率を上げる3つのコツ
いつも以上に射法八節を丁寧に行うようにして下さい。
- 足踏み
足踏みは1回で決めるようにして下さい。何回も足の位置を変えたりするのは良くありません。 - 胴造り
ゆっくり息を吐き、おへその下が膨れたのを感じます。「これから引きますよ!」というのを審査員にも示します。 - 弓構え
取懸け、手の内も1回で定めるようにして下さい。こねくり回していると格好悪くなります。 - 打起し
物見から打起しは雑にならないように丁寧に行います。息を吐きながら呼吸に合わせて打起しをするのがいいと思います。 - 引分け(大三含む)
引分けは、左右均等に行い押手が早くなったり、勝手が早くならないように気をつけます。 - 会
早気は審査ポイントを下げますので注意しましょう。日頃から意識しておくことが重要です。 - 離れ
離れは意識してどうこう出来るものではないので、ゆるまないことを注意しておきましょう。 - 残身
当たっても、外れても残身は長めにとりましょう。当たり外れが顔に出ないように意識します。
これだけ、やるだけに見違えるほど良くなると思いますので、次回の審査は意識してみて下さい。
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